誇りと奢り

長年一つの学問や仕事に携わっていれば、その人の中にそれに対しての誇りが生まれるのは当然だし、それは素敵なことだと思うのだけれども、今は誇りを通り越して奢りになっているのではないかと思う人に囲まれているのが息苦しい。 もちろん人が狩猟生活を止…

言葉と表現

『執筆しない物書きは、狂気を求める怪物です』 ーフランツ・カフカ 言葉というのは矢にもなるし水にもなる。矢となった言葉は本物の矢と違って、突き刺さって一生抜くことができずに傷となる。水になった言葉は大海へとただ流れていく。大衆という海に消え…

今の職場に就職して10ヵ月。謎の昇進をして残業こそ減らないものの、大方の生活サイクルが確立出来る位には仕事にプライベートが侵されることはだいぶ少なくなった。朝6時に起きて、8時に出勤、18時~22時には退勤。帰宅したら嫁と夕食をとって雑談をして、…

なぜ、人は世界の終わりを求めるのか?

「神が存在しないならば、私が神である」-ドストエフスキー『悪霊』 「世界の終わり」という題材はしばしば多くの物語を生み、人々を惹きつけます。2018年も「世界の終わり」を題材とした小説が数多く出版されました。好例をいくつか挙げると、ジュブナイル…

僕がバンドを辞めた理由、もうライブをしないと決めた理由、それでも音楽を続ける理由

皆さんライブハウスは好きですか?インディバンドのライブは好きですか?正直、僕は演者としても聞き手としてもあまり好きではありません。 勿論、素晴らしくて楽しい瞬間も沢山ありました。それでも僕がもうライブ、またそれに付随する文化というものにもう…

終わりの始まり、或いは失われた始まりの終わり

あなたは、圧倒的な敗北を、挫折を、屈辱を、劣等感を、無力さを、世界に対しての恨みを感じたことはありますか?むしろ感じたことがない人の方が多いと思います。自分だけが辛い、自分だけが正しい、自分だけが特別だと誰しも思いたいはずです。 僕は凡人、…

『Asylum Piece』セルフライナーノーツ後編 -約束、帰ってくること。物語の数だけキミを愛すこと。-

拙作『Asylum Piece』のセルフライナー後編になります。今回は1曲1曲、そして全体として僕が描きたかったことを述べます。結構な文量なので本当にお暇でしたら。 またセルフライナー前編をSCA-自氏が目を通して頂いたようで、僕の感謝に意が氏に届きとても感…

『Asylum Piece』セルフライナーノーツ前編 -月に手を伸ばす櫻の少女へ捧げる-

この駄文をSCA-自氏、及び長山香奈に捧げるー ※この文章はノベルゲーム『サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-』のネタバレを含みます。 先月、始めての作品『Asylum Piece』をFreeDLリリースしました。 Asylum Piece -True End盤- by Fragile Flowers 今回はそのE…