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音楽1 -あのキラキラした綺麗事を-

音楽

 このままだとメンヘラブログになりそうなので(笑)今回は最近聞いている音楽について書きます。最近は日課の散歩で1時間、家事中、入眠前に3時間位と結構音楽を聞く時間があります。(クソニートなので…)
 やっぱり20歳を超えちゃうと聞く音楽の傾向は大体固まり、同じものばっかり聞いています。最近は洋楽のドリームポップ周辺ばかり聞いていますね…(これは別記事で書きます)

 邦楽はもうART-SCHOOL(特にインディ期)、 門田匡陽関連(後述します)、スピッツ(これも初期が多いです)、ノベンバ(最近やっとハマりました)ばかり聞いています。あとはエロゲのサントラとか。
 あとは知人のバンドの音源、具体例を出すとKensei Ogataさん関連、17歳とベルリンの壁、Ukiyo Girl、Balloon at dawn、Never Knows Best、etc...辺りを良く聞きます。(順不動)

あと君島大空さんのサンクラに上げてる曲が初期七尾旅人みたいでめちゃくちゃ良いです…。「午後の反射光 demo#3」なんかはめちゃ「最低になれピンクパンク…!」を感じる…。

soundcloud.com


上記に挙げたバンドは日本語で歌う事を大事にしていて、歌詞が方向は違えど凄く好みなんですよね。(ぶっちゃけ洋楽からの影響が強い日本のバンドが英語で歌ってるなら本家聞くよってなるし…)

 

 自分の中で1番好みの歌詞は初期アートの文学等からカットアップした歌詞なんですが特に「Mean Street」ですね。これはまたの機会に書くとして今回は門田匡陽関連について少し触れようかなと。僕は例に漏れずBUGER NUDSから入ったクチなんですが、今回はGood Dog Happy Menから2曲、Poet-type.Mから1曲書こうかと。主に歌詞について触れます。

 

Good Dog Happy Men

 門田関連で1番とっつき難いバンドだと思いますが、ハマるとドハマりするもので「Apple star storyS」、「そして列車は行く」、「陽だまりを越えて」なんかも好きですが今回書くのはこの2曲。

 

・Perfect nervous

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1817123

 

単体でネットにないのでこのメドレーの1曲目です。タイトルからもう惹かれませんか?笑

Aadd9とDaad9(1Capoかな)できらびやかに始まるコード進行に対して

(話は変わりますが門田はAadd9、木下理樹はDadd9、五十嵐隆はBm7sus4の開放弦コードを多用するところが各キャラを表していて面白いと思います)

歌い出しは

 

ホースをくわえて ガスを吸い込む

どうでもいい事 忘れるのが下手

 

なんというナード感。もうここで惹き込まれちゃう。続く歌詞に

 

目を閉じてももう眠れなくなって 目を開けて夢と現実を混ぜた

望むのは誰も憎まないで 生きていたいただそれだけだった

思う程刹那に心までは 笑わずに空を見ていた

 

という一節。ここら辺はバーガーから続く、門田のオタク感、ニヒリズムが受け継がれていたり。(逆光、タネリ等)でも最後のBメロで

 

いつかは心は離れてゆくと 知った季節風の強い朝

駐輪場で死んでいた 猫を埋めてあげたね

 

と歌い、彼なりの優しさを見せる。そんなニヒリズムと優しさが混ざった素敵な曲。

 

・慰霊堂清掃奉仕 (Happy Birthday!)

 この曲も軽快なギターのカッティングとリズムで始まるけど、惹かれ始めるのは2回し目のAメロとそれに続くBメロから。

 

蜘蛛の巣を心に宿し その少女は言う

「この先はもう地獄だから17の誕生日に死ぬ計画を立てたの。

それまで愛してくれるの?」

 

キターーーーーーーー!!!!!!

オタクが大好きな「死にたがりの少女」だ!!!

2番のAメロとそれに続くBメロも完璧で

 

諦め一つ心に宿し その少女は言う

「ここまでもほら地獄だったと16の誕生日に夢を見ることに飽きたの。

それでも愛してくれるの?」

 

キターーーーーーーー!!!!!!(2回目)

これエ〇ゲでメンヘラ系ヒロインと屋上でするやりとりだ…!僕知ってる!!!

オタク心を完全に掴むこの曲。でもバーガーまでの門田だったらその少女を救いはしないだろう。(例ミナソコ、自己暗示の日等)でも門田は大サビで

 

哀しくなるほど晴れた 言わなくちゃ「Happy Birthday!」

多分みんないるから 慰霊堂清掃奉仕行こう

 

とその少女を救う。僕はこの曲の後半に執拗に繰り返される少女を救い出す単語「Happy Birthday!」を本当に美しいと思う。

 

Poet-type.M

 Good Dog Happy Men解散後の門田のソロプロジェクト。これが1番とっつきやすいかも。おすすめは「光の粒子 埃の中で (Departures) 」、「永遠に柔らかな罰を (Cheek-to-cheek Dancing for Broken hearts) 」、「その自慰が終わったなら(Modern Ghost)」、「窮屈、退屈、卑屈(A-halo)」等、門田はこの名義で1枚アルバムを、春夏秋冬盤と題して4枚のミニアルバムを出している。今回書くのはもちろん今の時期の秋盤から。

 

・あのキラキラした綺麗事を(AGAIN)

 今回の記事の副題にしちゃう程好きな曲。アレンジ自体はキラキラした今はもう下火のシティポップサウンドかもしれない。でも門田は「週末にあの娘とお茶して~レコ屋に行って~海岸通り、君と歩いちゃうYO笑」なんて歌わない。(悪意はないです笑)

 バーガーでは門田は絶望や退屈を歌ったつもりはないと言う。でもバーガーで描かれていた世界は確実に閉塞的な空間で、Good Dog Happy Men以降はそれが無いと言う声も聞く。でも僕はそうは思っていない。前述の2曲もそうだしこの曲もそうだ。一聴するとただの明るい歌詞に見えるけどBメロの

 

全然何も変わってないから 当然何も信じていないから

たまに何故か涙が 出るだけ

 

というフレーズはART-SCHOOLにも通じる「何処へも辿り着けない二人」そのものだし続くサビは

 

お願い 夢の話をして 二人の明るい未来の話をして あのキラキラした瞳で笑って

哀しい事なんてもう無いと言って 有ったって 有ったって 「無敵だろ?」

あのキラキラした 綺麗事を

 

 「二人の明るい未来の話をして」と歌うことで逆説的に現状の二人は絶望もしく危機的な状況だと読み取れる。また「あのキラキラした 綺麗事を」というフレーズからは綺麗事を何処かで嘲笑い、避けながらもそれを焦がれている二人がこの曲では描かれている。

 

 あと2番Aメロの歌詞「永遠も半ばを過ぎて」は中島らもの同名タイトルからの引用と思われ。(中島らも木下理樹も愛読していて結構引用しているので是非。おすすめは小説なら「今夜、すべてのバーで」、エッセイは「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」です)門田も文学からの引用(特にSF)が多くそれを探すのも楽しかったりします。

 

 話を戻し、「あのキラキラした綺麗事を」について。自分の今の状況もあり秋夜に海岸を散歩しながらこの曲を聞くと少し泣いちゃう。それほど僕の中では大きな存在になった曲。季節的にもぴったりなので良かったら聞いて欲しいな…。

 

 門田関連はBUGER NUDS以降はあまり…って人が多いけど、ギターロックサウンドではないにしろ根本的に門田の歌っていることは同じだと思う。だからもしこの記事を読んで興味を持って頂いたら手を伸ばして欲しい。

 

 

 

 という感じで健全に音楽の話をしました。やっぱり楽しい。リハビリにもなる。これから「あのキラキラした綺麗事を」じゃないけど明るい話をする様にしようと心がけようと思います。ということで次回は「夢の話」最近良く聞いてるドリームポップバンドをまとめます。最後までお読み頂きありがとうございました。